食品アレルギーが増えてくると立ちはだかる大きな3つの壁についての話。
一つ目
【栄養】
主食(エネルギー)、肉類(タンパク質)、野菜類(ビタミン)
と大まかに考えたときに、食品アレルギーが多いとバランスがとりづらくなります。
特にどれか一つの項目に集中してアレルギーが出てしまうと、さらに難しい。
例えば、イネ科全般にアレルギーが出てしまうと、主食の選択肢はイモか豆に。
にしてもエネルギー量が少ないので、ハチミツなどの糖質で補うしかない気がします。
魚介類、獣肉に多くアレルギーが出てしまうと、タンパク質の摂取が難しくなります。
野菜類も同様。ビタミンをレバーやホルモンで補うしかない、という方もいるかもしれません。
それらが複合すると、さらに栄養摂取が困難になります。
そうなってしまうと、病院で医学の力を借りるしかないのかなと思うのですが、
実際にどういう手立てがあるのかを私は知りません。
なにか病気と診断されれば栄養点滴などを処方されるのかな?と想像していますが、分かりません・・・。
ヨワヨワは、今のところ食べられないもののバランスが良いので、
工夫しながらも、ある程度じゅうぶんな栄養が摂取できていると感じています。
一番目に挙げましたが、正直なところ【栄養】が一番大きな壁かもしれません。
なんとなく、自分が死ぬときは餓死か栄養失調か、という気がしています。
そうならないことを願うのみです。
二つ目
【時間】
食品アレルギーが増えてくると、どうしても外食や買い食いができなくなります。
なので食事は100%自炊。
自炊ということは調理する時間が必要ということになり、現代人にはかなりハードルの高い壁となります。
特に一人暮らしとなると、毎日が戦々恐々であろうことは想像に難くありません。
「一人暮らしで自炊してる人なんてごまんといる」
と思われるかもしれませんが、前提条件が少し違うのです。
まず、市販の調味料が使えません。(アレルゲンにより個人差はあります)
小麦や大豆がダメだと「めんつゆで時短おかず」が作れないのです。
例えば、豆腐、もやし、などの汎用性の高い食材も使えないかもしれない。
もちろん冷凍食品やレトルトも使えません。
栄養のことまで考えると、普通の一人暮らし自炊とは一線を画すのです。
とはいえ自分のメニューが確立されてしまえばリズムは作りやすいかな、と。
自分なりの時短、毎日摂る栄養、そういうものが固定されてくれば楽にはなると思うんですが。そこに至るまでにかなりの時間を要するかなという気がします。
時間と絡めて、体力の壁というのもあるんです。
私はアレルギーの他に難病患者でもあり、そもそも虚弱体質なので体力がありません。
調理している間、立ちっぱなしもままならないことがあります。
そういう体質であると、時間と同様に体力の壁も立ちはだかります。
できるなら料理人を雇いたいくらいです。
三つ目
【コスト】
これは、単純にお金がかかるということなんですが、
【時間】とかなり密接につながっている壁です。
小麦、大豆、豚肉、鶏肉がダメとなると、いわゆる「家計に優しい食材」というものが使えなくなります。
ヨワヨワ自身でいうと、食べられる獣肉は牛か羊になってしまったので単価が高いです。もちろん魚だって単価が高い。
安全に食べられる食材が高額なものばかり、ということもあります。
(「いいもん食べてるね」などと言われることに複雑な心境です)
いくら米の値段が二倍になったと言われても、サツマイモを主食にするよりは安いのでその米を買うしかありません。
私のような人間には米がなくなることはまさに死活問題。
(国民をなめて値上げするならこちらは小麦に鞍替えしてやる、米なぞいらん!という過激な発言を目にしたことがありますが、恐ろしいことです。その方が小麦アレルギーを発症しないことを祈ります)
それから、自炊の時間を節約しようとするとどうしてもコストがかかってくる。
しかも「アレルギー対応食品」というカテゴリのものは、同じ種類の商品群からみても高額であることがほとんどです。
雑穀しょう油を使おうと思えば、500mlで800円なら安いほう。
(もっと安い雑穀しょう油の情報をお持ちの方はぜひご連絡ください)
大豆を使わないお味噌調味料はもっと高いです。
それでも味噌汁を飲みたいと思ったら、違う豆で手作りをしてみるしかないのですが、
時間がかかります・・・。
時間とコストがぐちゃぐちゃに絡みあって巨大な壁になっている感じですね。
しかしこれは個人差がある壁です。
経済的にしっかりと基盤があるよーという方には小さな壁かもしれません。
同じくらいの収入の健康な人と比較すると壁であることは違いないとは思いますが。
【壁の乗り越え方を考える】
【栄養】に関しては知識をつけるしかないなと感じています。
自分で食材の栄養を調べて、乏しくなりやすい栄養をより多く含んだ食材を探す、
そして効率よく吸収できる形で摂取する。
言葉でいうのは簡単ですが、これが本当に難しい。
正直いって、そんなことに脳みそのスペースを割きたくないじゃないですか。
もっと他のこと、趣味や仕事のことを考えたいというのが本音。
でも、この解決方法しかないなという気がしています。
あとは栄養士さんに丸投げする。
丸投げさせてくれる栄養士さんがいるなら、となりますが・・・。
【時間】に関しては、ルーティン化するしか思いつかないですね。
あとはなるべくまとめて大量に調理しておくこと。
調理する時間はさほど変わりませんから、一週間分など一気に作っておく。
体力があればなんとかできるかなという気がします。
体力がない場合は、できて一品が作れるかな、くらいだと思うのであまり現実的ではないんですが。
たとえば「焼くだけ」「炊くだけ」「煮るだけ」のレシピを何種類かつくっておくと楽です。
食材をカットした状態で冷凍保存しておくとさらに時短になります。
おおまかレシピメモでは手の込んだものを載せたりしていますが、私の毎日の食事は焼くだけ、炊くだけ、煮るだけ、の三部構成です。
実は、私の毎日のおかずで最も手の込んだものは、根菜のきんぴらです。
食べられるお漬物をみつけておく、というのもかなり時短になるかなと思います。
【コスト】の解決方法は私にも見つけられていません。
せいぜい、業務用を大量購入しておく、くらいなものです。
あとは近場のスーパーよりネットの「訳アリ品」のほうがとっても安いことがあるので、そういうのを食材別で探してみるとか。
ネットで購入する前に100gあたりの値段がスーパーで買うより安いか確認したり、そういう1円を節約するような気持ちでやっています・・・。
それから、初期投資として大型の冷凍庫を冷蔵庫と別に用意することですね。(できれば縦開きのものを)
食材を冷凍保存しておくことでかなりのコストカットになっているなと感じます。
野菜も冷凍しておけるものが多いし、なにせ単価を安くしようとすると大容量になりがちなので、保存しておける環境を整えるのは重要かなと感じています。
あとは収入を増やすしか思いつきません・・・高難度です。
ここに【体力】と【飽き】を足して、五つの壁にしてもいいかもしれません。
自己免疫のしくみが全て解明して、アレルギーを完治または寛解と言われるような状態へもっていくことができる治療法なんかができる奇跡が起こるといいなーと願うばかりです。